普段キャラクターモデルばかりを作っている私ですが、今回はカーモデルです。
その昔は、カーモデルしか作らないといった時期もああリましたが、かれこれ数十年はまともに作っていなかったので
見たことの無いマテリアルや入手困難だった素材なども、今ではお手軽に入手できるようになり、時代の流れを感じつつ
久しぶりに真剣にカーモデルを作ってみました。

その存在は知っていましたが、今まで使ったことのなかったカーボンデカールを貼ってみました。
個人的にはデカール貼りは得意なので何とかなるだろうと思いましたが、貼る面積が多く思いのほか手こずりました

他にもエンジンルーム等に使用しているのですがとりあえずはこんな感じです、写真でグレーに見えている部分が
カーボンデカールを貼り付けた部分ですが、画像が小さすぎてイマイチ良く分かりませんね。

モノコックをアップにしてみました。
カーボンの繊維が折り重なったような感じのデカールです
なにせ、実車エンツォはこのカーボン素材を多用しているので
デカール貼りはかなり苦労しました(汗)

このキットはリヤカウルを開いてエンジンルームを見ることが出来ます。
エンジンやミッションも少ないパーツで見事に再現されていますが、ここはやはり見せ場でしょう!
ハーネスやパイピング、素材の違いなど拘ってディティールアップしてみました

ヘッドカバーは耐熱処理がされているように素材の違いを
出してみたつもりですがいかがでしょうか?

省略されていたカバーのボルトも再現しています。

完成したエンジンです。
インジェクターのハーネス等を追加しています、エキパイは一度メッキを落としパーティングラインを処理してから
ブラックを下地にアルクラットUのクロームで塗装しています。
ディスクローターはエッチングパーツを使用しました。

エンジンを載せたところです。
ヒートインシュレーターはアルミテープを加工したものを
切り出して貼り付けました。

リヤショックは一体成形のため一度切り離しサス部分を
真鍮線で作り直しました。
ブラケットも削り込みでそれらしく。




オイルクーラーのパイピングは完全に省略されているので
プラ棒やメッシュパイプで再現しました。

完成後のエンジンルームです。

このサイズのエンジンの再現としてはまあまあ
ではないでしょうか?

フロント周りのメカも再現されているのですが、完成後には
殆ど見えなくなってしまいます。

ここはとりあえず塗り分けただけで、これと言った事はしていません。

室内はカーモデルではそれほど重要視されていないような気がしますが、このキットはガルウイングの開閉
ギミックがあるために、車内が丸見えになります、やはりここも多少は拘りたいところです。

シートベルトは当然のごとく省略されています。
エンツォを作る方の殆どが4点式のシートベルトを選択すると思いますが、エンツォのシートベルトは標準では
3点式のシートベルトなので、あえて4点式を選ばずに3点式のシートベルトを自作しました。

ペダル類はエッチングパーツとしました。


シートベルトのインナーバックルが確認できると思います

インパネ周りはカーボンデカールを多用し、実車と同じように塗り分けました。
メーターのレンズも透明プラ材で再現しています







コクピットの完成です。
シートベルトの状態がわかると思います。

シャーシの完成です。

タイヤのバリも処理しました。

ボディーは一部別パーツ化したくらいでほぼ素のままです。
パーティングライン、ヒケ、各部のエッジ処理をしてから塗装しています。

フロント及びリヤフェンダーのエッジを薄くすることによって、幾分オモチャぽさが無くなったと思います。
リヤ側はフェンダーとホイールハウスが一体でしたが、一度切り離してから処理をしています。

次へ