MG ザク Ver.2.0のア・バオア・クー仕様です
キットは幾つかのバリエーションが選べる仕様になっていますが、今回はRT型とRU型に変換出きるように製作しました
Ver.2.0は完成度も高いので大きな変更はせずに、胸部や脚部と言った気になる部分だけの改修に止めました。
カラーリングはエースパイロットは新鋭機のゲルググやリックドムに乗り換えていると想定し、あえて量産カラーで塗装しています

【頭 部】
キットの頭部は今風の解釈でとてもカッコイイのですが、当時のイメージからかけ離れているデザインなので私の好みでザクの持つ良い意味での野暮ったさを出してみたつもりです。

前頭部が丸すぎるようなので削りこみで平たくなるように形状変更
アンテナブレードはやや立ち気味に
モノアイスリット四隅が角ばっているのがザクらしくないと感じアールを
つけてみました。
同じくサイドの小窓の下側隅が角ばっているのでアールをつけています。

口元を0.5ミリ延長し、開口部を広げてやる事でザクらしい顔つきになった
気がしますw
モノアイスリッドの柱がかなり薄くなっているのが確認できるででしょうか?

ディティールアップとして1/35ハードグラフシリーズのザクヘッドのような
スジ彫りを入れてみました。

動力パイプです、キットのままだとセンターにパーティングラインが入り
イマイチ質感に欠けるように感じたので元のモールドを削り落とし
スジ彫りにて再生しています。

赤の素の状態と比べると幾分らしさが増したと思うのですが
どうでしょうか?

完成後の頭部です
前頭部の削りこみ、口元の延長及び開口部の大型化、モノアイスリットの角のアール化によって、当時のザクが持つちょっと野暮な感じを狙ってみました
その反面スジ彫りを入れる事で玩具的なイメージを打ち消し、今風のモールドとしています。
また、動力パイプ1つ1つにスジ彫りを施した事によって綺麗にスミ入れが出来、デカールもパイプ1つ1つにいれてみました。

【胴 体】
得にこれと言った不満点は無いように感じますが、個人的にはいまいちメリハリに書けるように感じたので、胸部中央パーツをパテで形状変更しボリュームを持たせるようにしてみました。
コクピットはあっさりとした感があるのでディティールを追加し、それに合わせて搭乗パイロットも少々弄っています。
腰部は股間ブロックの大型化と左右のスカートの幅ましで見た目の安定感を狙っています。
中央ブロックT型パーツにパテを盛りボリュームアップしました
胸パーツ側面の情報量が不足しているように感じたので
Ver.1.0のようなスジ彫りとディティールを加えています。

コクピットにはステップと正面モニターをプラ板で追加しています

完成したコクピットです
パイロットの両腕は本体から切り離し左右のコンソールに手が位置する
ようにしています
脚は新造したステップに合うように少々前方に投げ出した感じに修正しています

股間ブロックはパテにて一回り大きくする事で下半身の安定感を狙いました
左右スカートパーツはノーマルザクやシャアザクに比べると良くなったとはいえ
やはりポーズ付けの時など隙間が目立つのでプラ板にて幅ましです。

リヤスカートは好みで下方に少々伸ばした感じで形状を変えました。

完成後の胴体です

動力パイプは頭部と同じように元のモールドを削り取り
新たにスジ彫りをしています。

【腕 部】
基本的に形状の変更はありません、上腕部の分割方法の変更と、マニュピレーターハンド(手の事ね)の指間接全ての可動出来るように
しています。(キットのままでは親指は付け根のみ、他の指は付け根と第二間接の可動が可能)

一番下がキットのままで第二間接と付け根が可動できます
上二つが改修後で第一間接も可動できるようにした物です
三番目が改修中の物で第一間接部に可動の為のヒンジが確認
できると思います

その他としてキットのままだと指断面が□なのですが、
ザクはやはり○の方がそれらしいと思うので削りこんで○指としました

無改修の物と比べるとかなり表情が豊かになったかと思いますがどうでしょう?
特に付け根しか可動部がない親指の可動の効果は大きいと思っています

グー・チョキ・パーなんかもより人らしい表情になったと思います
何より色々なポーズに対応できるのでとても楽しいですww

上腕部の分割はキットのままだと前後で挟み込むのですが
左右での挟み込みに変更しています

上腕部には内部メカが飛び出している感じを狙ってみました

シールドは少々のスジ彫りとプラチップでデコレート

裏側のトラス部分をくり貫いて内部メカ的な物をお遊びで作りました
シールド裏に何故?と言われても深くは追求しないでくださいww

完成後の腕部です

上腕裏側は流行りのディティであえてスリットを入れました

完成後のシールドとスパイクアーマー
ノーマルの肩スパイクは本来のザクらしさを目指しあえて尖らせていません

R2型のスパイクは逆にツンツンに尖らせました
どちらとも選択が可能になっています

【脚 部】
今回の製作において一番イメージが変わった部分だと思います
ザクの旧設定ではソール部がとても大きいのに対してVer.2.0ではかなり小さくなっています、これはこれでカッコイイと思いますし、より現実的かなとも思います
ただ、旧設定に慣れ親しんだ私としてはどうしても馴染め無かったのでパテを用いて一回り程大きくなるようにしてみました
その他として太もも部分の分割変更やスジ彫り、足の甲の大型化や可動範囲の拡大等をしてみました

矢印の部分が邪魔をして内側への可動が制限されます
この部分をカットするだけで可動範囲が拡大することが出来ます
どうと言う事は内のですがこれだけでポージングの幅が増えます

太ももの分割ラインは本来直線なのですが、玩具っぽく感じるので
ラインの変更をしています

Ver.1.0のパネルラインを意識してスジ彫りをしています
分割ラインもスジ彫りの一部のようにしてみました

ソール部はパテにて末広がりになるように大型化しました

甲のパーツは一度切断してプラ板を挟み込む事で大型化
接続にはネオジム磁石を利用しました

無改修のままで足を開いたポーズをとると足の甲が外側を向いてしまいます
(赤いザクのグリーンライン参照)

接続ネオジム磁石を用いた事でジョイントをスライドさせる事が出来ます
それによって脚部のラインがスムーズに繋がる事が分かると思います

完成後の脚部です動力パイプは頭部や腹部と同じ加工です
バーニアは全てアルミ製のものを使いアウターはスモークブラック、インナーは
クリヤーブルーを吹いています

【バックパック】
この部分の出来に関しては特に問題があるようには思わなかったので形状変更などはありません
ザクの強化型ということでバーニアを2基から4基に変更ししました

今回は基本06R-Tベースでの製作ですが
バックパックは好みで06R-Uをチョイスしました

塗装後のバックパックです
バーニアは他の部分と同じようにアルミ製のものを使い
アウターはスモークブラック、インナーはクリヤーブルーでの塗装です

もちろん06R−T型のバックパックに変換する事も可能です

【武器類】
武器もとてもよい出来で形状変更はありません
バズーカ2種のセンサー部に少しディティールを加えただけです

とても充実した武器類です
ザクバズーカは組み替えによって、ジャイアントバズ、R型専用のバズーカに
変換する事が出来ます

ザクバズーカとジャイアントバズのセンサーは二重構造としています

センサーをスコープと解釈し後ろ側にもディティールを加えました

【塗装・その他】
塗装レシピに関してまったくおぼえていません(汗)
以前クシャトリヤを製作した際に作った塗料を使用しました
サフェーサー→基本塗装→スミ入れ→デカール貼り→つや消しクリヤーといった工程です
アルミバーニアに関してはサフェーサーのまえにメタルプライマーを吹く工程が増えます

今回の製作において基本的には06R-Tとして製作してきましたが、付属するR-Uようのパーツにもディティールの追加や塗装を施しています

これはR−2型に変換させる為の
パーツ類です

変換せせるにはどうしても塗装の剥がれが懸念されるので、接続パーツはあえて無塗装としました
(グレーのパーツ)

06R−T型です
今回の基本形状はこちらになります

06R-U型に変換も可能です
ただこちらを基本として製作していないために
若干スネ部の隙間が多いように感じます

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