BUBBA&サイコロキャラメル原型製作の「魔法少女長門ユキ」です。
(一部イベントでしか購入する事が出来なかった、いわばレア的なキットです)
涼宮ハルヒの憂鬱に登場する長門ユキのレジン製ガレージキットですね、キットはローブと大きな帽子
ギブソンのギターを抱えた、劇中の学園祭のシーンをイメージした物となっています。

BUBBA氏原型の正規品(近年大量に流通しているコピー品や海賊版ではありません)であるためとても素晴らしいキットなので大きな改修は行わず、一部ディティールアップに留めましたが、ギターは少し拘って製作しています。

基本工作としてパーツの洗浄、パーティングラインの処理、表面処理(400番〜800番、ツヤ有りで仕上げる物は2000番までのペーパー掛け)気泡や傷のパテ埋めを丹念に行っています。
本体及びギターの殆どのパーツに真鍮線(0.5ミリ〜2.0ミリ)を打って強度増しをしています。

薄い膜のようなものがバリです。
綺麗に切り取りペーパーで処理しました

こちらが湯口プラモで言うところのゲートですね
これも切り取りペーパーで処理しました

各パーツの接着には瞬間接着剤を使うのですが
接着剤だけでは強度不足になります。
そこで、パーツ同士の繋ぎには真鍮線を使い軸打ちを
しています。

大きなパーツには2本軸を打ちました。
ほぼ全てのパーツに軸を打っています。

帽子とローブは複数のパーツで構成されています
そのため大きな合わせ目が存在する事になります、ここはパテを使い綺麗に合わせ目消しを行いました

これはローブの裾部分のパーツですが、型抜きの関係かな?埋まっているのでイマイチ見栄えが悪いです
そこでリューター等を使い掘り込んでみました、幾分見栄えが良くなったと思います。

ローブのリボン(結び目?)も同じように埋まっているので
極小の彫刻等を使い掘り込んで貫通させています。

ギター以外の全ての下処理が終わった状態です

ギターは少し拘って製作しています。

劇中で長門ユキが使っているギターはギブソンのSG Specisl
というモデルを使っている設定ですが、キットの物は何故か違う
モデルでSG Goddessというモデルのようです。

少々マニアックな部分ですが、ここは劇中通りのモデルにして
みたいと思います

SpecislとGoddessの見た目の大きな違いはボリュームとトーンのツマミの数が違うのと、ペグ(糸巻き)の形が違う
テールピース(弦を止めておく部分)とブリッジが一体型か、別になっている、ネックにあるポジション
マークが台形になっているかドットになっているか、ピックアップのカバーの有無ってなところでしょうか。

ペグはSpecislの方がオールドタイプで少し安っぽい感じです
プラ板と真鍮線で自作しました。

シリコンで型を取ってレジンで複製し6つそろえました。

ボリュームとトーンのツマミはキットのものを複製し
4つとしました

ブリッジはキットもののをプラ板とパテで加工し
テールピースはjプラ板と市販パーツで自作しました。

ピックアップはキットのものを削り込んで、カバーが付いていない剥き出しの状態を再現しました
ポジションマークはキットのモールドをパテで埋め、塗装でドットタイプのマークにしてみましたが分かるでしょうか?

ヘッドマークは自作のデカールを貼っています
塗装後、研ぎ出しをしコンパウンドで仕上げています、ピックガードのビスも伸ばしランナーを加工して後付しています。
最後にシルバーに塗装した0.6号の釣り糸を張って弦を再現しました。

ネコ(シャミセンという名だそうです)は4パーツで構成されていますが、合わせ目を綺麗に消した後に
プライマーとサフェーサーを吹き、フリーハンドで三毛猫の表現をして見ましたがいかがでしょうか?
細かい部分を筆で塗って終了です。

今回もサフレス塗装ではありません。

全てのパーツに塗装の剥がれ防止としてプライマーを
吹いてからサフェーサーを吹きました。

基本色にあわせてホワイトタイプとグレータイプのサフを
使い分けました

殆どのパーツはクレオスのミスターカラーとガイヤカラーの
ラッカー系(油性アクリル塗料)を使用しましたが
瞳や眉毛など細かい部分にエナメル系の塗料を使用しました

写真の瞳は輪郭などは筆で書き込み、グラデーションはエアー
ブラシを使用して仕上げました。

最後に塗幕の弱いエナメルを保護するためにラッカー系の
クリヤーを吹いています。

全ての塗装が終わって、あとは組み上げるだけの状態です

衣類は軽くグラデーション塗装としていますが、イマイチ分かりつらいですね。

上履きには長門の文字までがモールドされています。

後は接着剤を使って組み上げていけば完成です。
製作の工程がお分かりいただけたでしょうか?「あぁ、こんな感じで作っていったのね」と思っていただけたら幸いです。
私のブログでは製作の工程や塗装の仕方なんかも説明していますので、遊びに来て頂けると嬉しいです。


ブログ RANMARUのプラモ製作日記

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