1/100 MG ゲルググ Ver.2.0をオラ設定で改修してい見ました。

シャア専用のゲルググ二番機としてロールアウトされていたが、完成前のジオングで出撃したためにシャアが搭乗することは無かった機体と勝手な妄想で模型誌などを参考に色々と自分の気が向くままにいじってみました。

コンセプトとしては、全体に施されている多少うるさいかなと思えるモールドを、逆にさらに強調するように開口やプラ板の貼り付けなどで、下手をすればクド過ぎる一歩手前まで施すように作業を進めてみました。

【頭部】
特に問題もなくなかなか良い出来だとおもいますが、私の好みでグルググマーリーネ風に形状を変更してみました。
トサカ部分はプラ板で形状変更、左右のパイプ状のモールドを削り取りメッシュパイプに変更しています。
モノアイスリットの形状もプラ板とパテでシャープなイメージに変更しています。
アンテナのシャープ化は定番加工ですね、形状も私の好みに変えています。

ノーマルと比べると随分とイメージが変わったと思います。
モノアイスリットのエッジがシャープになっているのが分かりますか?
モノアイ及び内部メカはノーマルのままですが、もともとスリットが細いのであまり気にならないと思います。

【胴体】
左右のモールドを開口しインティーク風のモールドを作っています。
エリ部分の階段状のモールドは一体成型なので一つ一つが独立したフィンに見えるようにしています。
九つあるダクト状のモールドはすべて削りこんで薄くなるようにしています、またこの作業は腰部のダクトモールドでも行っています。
コクピットハッチはヒンジの形状が変なので内側にヒンジを設けていますので見栄えが良くなったと思います。

全体的にシャープになるように心がけました。

各部に見える青いバーのような物は、一度一度深く掘り込んだモールドに伸ばしランナーを貼り付けた物です。

ハッチのヒンジはノーマルのままでは妙な解釈になっていて、これだとかえってハッチが開かないほうがまだ良いと思います、でもせっかく中にシャアが乗っているのだから、少しでも見栄えの良くなるように改修しています。

ヒンジはコの字型のステーを作り内部側に取り付けるようにしています。
【腕部】
肩の位置が高すぎると思うので、肩側のフレームを加工して数ミリ下がるようにしています。また、腕位置が外により過ぎている感じがするので少し内側になるように加工しています。
二の腕外装の分割を横方向から縦方向に変更して筋肉風のモールドを作っています。
手首は親指や他の指の第一関節も可動するようにヒンジを追加しています。

方の高さの違いが分かるでしょうか?
改修前より改修後の方が胴体と肩の一体感があると思いますが如何でしょうか?又、腕の付き位置が少々内側に付いているのが確認できるでしょうか。

これは肩部分の内部フレームです。
肩位置を下げたため、腕上部の球体部分と干渉します、そこでここはディティールダウンになりますが干渉部をカットしモールド入りプラ板で形状を変更しています。

上腕部分は横方向に分割ラインがあるのですが、それを接着しラインを消して前後に分割ラインを変更しています、その際前側部分に筋肉風のモールドをパテにて作っています。

肩上部に切り込みをいれフレーム部分が覗いているという感じに変更しています。

ここにも青いバー状のモールドが確認できると思います。

前側

後側

各指を切断しヒンジを作り伸ばしランナーで繋いでいます。

パーの状態です。
フル可動なので改修前の(左)と比べると すべての指がしっかり伸びているのが分かると思います。

手の甲のパーツは少し丸みを持たせることによって、柔らかいイメージに

私は手の表情は顔と同じくらい大切な物と考えております、最近はハイディティール マニュピレーターという素晴らしい表情を持つ手が販売されていますが、折角可動する手首が付属しているのだから、それを使って出来る限り色々な表情の出来る手を製作してみたつもりですが如何でしょうか。

【腰部】
5基のロケットがある為に脚部と干渉し、ファーストMS特有のS字立ちが上手く決まりません、そこで股間軸を下方向に5ミリ前方向に3ミリ移動させました、またディティールアップと合わせ目消しの意味合いを込めて切り出したプラ板を貼っています。
股間軸を移動させた事により脚部の露出が多くなるので、スカートアーマーをプラ板とパテで下方向に最大1センチほど延長し、形状も私の好みで変更しています、一度削り取った凸凹モールドも再現しています。

股間軸の移動により5基のスラスターとの干渉が緩和されたと思います。

スラスター基部(エンジン?)部分の合わせ目の処理もシッカリしています。

5基のスラースターの完成写真です。
バーニア部分はエッジ部分を薄くなるように加工、市販ディティールアップパーツと金属パイプで3重構造としています。

改修前

改修後

スカートアーマーはプラ板の重ね張りによって大型化しています。

一度削り取った凸凹モールドも復元しています、返って最初よりメリハリが付いたような気がします

スカートを延長した分腰部外装部分の下部をパテとプラ板で延長しています。

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